数学者の道を諦めて、つぶれかけた魚屋「魚春」の借金に苦しみ、でも「お金より大切なものはある!」って、こんな「中原欧介」を演じる堤真一さんが実に切なくていいんです・・・憎らしいほどに(笑) 切ないと言えば、岡田准一さん演じる「ぶっさん」も何気に切ないんだよなぁ。あるシーンで感情的になる「バンビ」(桜井翔さん)に思わず言われてしまう、こんなセリフが個人的に好きなんですよね。有り得そうで、かつ有り得なくて。
「オレ、ぶっさんの”葬式”絶対行かねぇからな!!」
そんな「ぶっさん」も切ないけど、実は「オジー」(古田新太さん)や「うっちー」(岡田義徳さん)の方が”ノー天気キャラ”なだけによけいに切ないって話も・・・「ぶっさん」父の「公助」(小日向文世さん)と「ぶっさん」との親子のシーンも切なかったりします。切ないと言えば、何度も言いますがT-Painの「♪I'm Sprung」という曲も切ないです。歌詞は”どうしようもない男”な内容っぽいんですが(笑)
「パッシ〜、キャッ、ダ〜ルズ!ドンチャッ♪」
それにしても、「♪Don't Cha」を歌うあのグループの”正式名称”を堂々と言い放つFM局の女性DJというのもどうなんでしょう?せっかく”PCD”という略称を使って、このグループの曲をメディア等で流しやすくするようにレコード会社が「苦肉の策」を打ったと思うんですが・・・女性DJのこんな曲紹介を聞けば、その苦労も「水泡に帰す」というものでしょう。「ぴ〜、し〜、でぃ〜」では・・・ピンと来ない?(笑)
さて、ブログネタ2発目。前身「Oranje徒然草」では2発目に「ストライカーネタ」を持ってきました。よって今回も「ストライカーネタ」で。でも、「Oranje徒然草」でダド・プルソの事を書いた当時は・・・オランダ国内に目ぼしい人が居なかったという事情もあって。でも今度はオランダ国内の”イキがいい”ストライカーで行きます!
オランダ北部のフリースランド州は、オランダ本国からの独立気運が強い州としても知られています。また、北海に面する地理的な特性から・・・北欧との結びつきが強い地域でもあります。そんなフリースランド州に
SCへーレンフェーン
というクラブがあります。今回紹介するストライカーはこのクラブに在籍中です。このクラブからはトマソン(→フェイエノールト→ACミラン→シュツットガルト)やファン・ニステルローイ(→PSV→マンチェスター・U)といった国際的なストライカーも巣立って行きました。そして、こんな偉大な先輩ストライカーに続くべく・・・国内外を問わず活躍して、今ではオランダ国内で最も「激アツ」なストライカーに成長しました。
クラース=ヤン・フンテラール
2001年のワールドユース(今年のワールドユース同様、オランダ史上最高・ベスト8進出を果たした大会)ですでに9番を付け、若くしてユース代表チームに貢献。PSVのユース出身で02-03シーズンにトップチームでのデビューを飾りながらも、ケジュマン、ロッベン、ロンメダールといった層々たる攻撃陣の影に埋もれてしまい、出場機会には恵まれなかったようです。その後PSVを”レンタル放出”されて規模の小さいオランダのクラブを「丁稚奉公」で渡り歩きます。
彼がストライカーとして再び脚光を浴びたのは03-04シーズンで、2部のAGOVVアペルドールンでシーズンを通して25ゴールを挙げ得点王に輝きます。この活躍で翌シーズンにヘーレンフェーンに移籍して1部リーグに復帰。ステージがランクアップしても彼の「点取り屋」としての本能が遮られることは無く、シーズンを通して17ゴールをマーク。今シーズンも現時点で出場11試合中9ゴール(うちPKで1ゴール)と得点ランク2位につけています!ちなみにトップはAZの「デカ鼻」ゴールハンター、アルヴェラーゼで12ゴールです(笑)
オランダ国内での活躍はもとより、さらに凄いのが国際レベルでの活躍です。先に行われたU-21欧州選手権プレーオフでオランダU-21代表はスロヴェニアU-21代表をH/Aの2試合合計2-0で下して本大会出場を決めましたが、この予選中でフンテラールが2005年に入って以降の計9試合で挙げた得点が以下に示す11ゴール!特に予選終盤での、きっちりと2ゴールずつマークする「マルチゴール男」ぶりは”圧巻”でした!
・ 3/25 ルーマニア戦(A)→×0-2 (得点)なし
・ 3/29 アルメニア戦(H)→△0-0 (得点)なし
・ 6/ 3 ルーマニア戦(H)→○2-0 (得点)ホフス、フンテラール
・ 6/ 7 フィンランド戦(A)→○2-1 (得点)フンテラール2
・ 9/ 3 アルメニア戦(A)→○3-1 (得点)フンテラール2、クインシー
・10/ 7 チェコ戦(A)→○4-2 (得点)カステレン、イェネル、フンテラール2
・10/11 マケドニア戦(H)→○4-0 (得点)フンテラール2、カステレン2
・11/13 スロヴェニア戦(A)→△0-0 (得点)なし
・11/16 スロヴェニア戦(H)→○2-0 (得点)フンテラール2
2004年の試合を含めて、フンテラールがゴールを決めた試合は、見事オランダU-21代表は「全勝」しています。ユースレベルとはいえ、「4試合連続2ゴール」を記録したストライカーは珍しいでしょう。ユース代表監督がヘーレンフェーンでも気心の知れたフォッペ・デ・ハーン監督だというのも彼にとっては”プラス”に働いたのかも。しかもプレーオフの2nd Legでも・・・予選を締めくくる2ゴールをゲットして「マルチゴール男」健在ぶりをアピール!ここまでコンスタントに複数のゴールを決められるとは・・・知らず知らずのうちに将来の彼にファン・バステンやファン・ニステルローイの姿を照らし合わせるのも無理はないでしょ?(笑)
それでは何故、このフンテラールがクラブでもユース代表でも「大エース」として”君臨”するのでしょうか?自分が思うに、フンテラールがここまでストライカーの才能が「開花」したのも次の2つの理由があると見ました。
【1】 フンテラール自身の得点感覚、”嗅覚”の鋭さ。
【2】 彼を取り巻く、優秀な「ウィング」の存在。
【1】はなんとも抽象的で申し訳ないのですが、フンテラールはPSV育ちのストライカーです。アヤックスやフェイエノールト出身のストライカーが試合中に数多く訪れるチャンスを無にしてしまう傾向があるのとは対照的に、PSV育ちのストライカーはたとえ試合中に訪れるチャンスが少なくても、そのわずかなチャンスをゴールに結びつける「強引さ」を持つ選手が多いように思います。PSVからビッグクラブに巣立っていったロマーリオ、ロナウド、ファン・ニステルローイ、ニリス、ケジュマン、そして現在でもフェネホール・オフ・ヘッセリンクなど・・・言い換えれば「決定力」と称される言葉でしょうか。若い時期のわずかな期間ながら、フンテラールはこのPSVで学んだ”チーム哲学”の成果を・・・現在の得点感覚、いわば「嗅覚」に結び付けているのでは?と思うのです。むろん、前述の通り良質なストライカーを輩出するヘーレンフェーンというクラブを「経由」している事も無視出来ません!サラブレッドで言う良い「厩舎」、「調教師」に巡り会っているのでしょう。
もう1つの【2】なのですが、現在のヘーレンフェーンにはサイドにイルディリム(オランダ&トルコの二重国籍)というプレイヤーが在籍しています。このイルディリムが放つフリーキックの精度は非常に高く、その実力は「FK世界一決定戦」であのジネディンヌ・ジダンを負かしたほどの腕前・・・ならぬ「足前」を持っています!世が世なら「トルコのベッカム」にもなり得た逸材であり、前日W杯プレーオフで負けてしまったトルコの「救世主」になったかもしれないこのイルディリム(彼はオランダ代表を選択済み)の「魔法の右足」は相手チームにとって”脅威”となるモノ。そしてその「魔法の右足」が・・・クラブでゴールを量産するフンテラールの”お膳立て”をしている比重も決して低くは無いはずです。(前述「FK世界一決定戦」については・・・NumberWebの記事(2005.01.07)「ジダンに勝った男の行方」を参照して下さい。)
同様にユース代表を見ても・・・カステレンやクインシー・オウス・アヴェイエ、デ・リッデルなどオランダならではの「生粋の」ウィンガーが勢ぞろい。ならびにフンテラールの得点パターンの多くがサイドからのクロスを捕らえるヘディングシュートである事からも、優秀な「ウィング」の存在が彼をより”生かす”要因と言えるはず!
UEFAカップ・グループFのディナモ・ブカレスト戦(A)を翌週に控えた時期に、ヘーレンフェーンはエールディヴィジでNACブレダ戦(A)に臨みました。そこでフンテラールはアウェイの地で・・・なんとハットトリックを達成!クラブも3-0とアウェイで大勝!しかも、相手のNACブレダに居るファン・ホーイドンクやフォンランテンというストライカーを差し置いての大爆発!これにはルーマニアの地元メディアも「フンテラール注意報」を”発令”して混乱を招いたそうです。結局このUEFAカップの試合は・・・スコアレスドローでヘーレンフェーンのGKヴァテルマンの方が脚光を浴びたんですけど(苦笑) 上述のU-21欧州選手権予選の成績からもお分かりの通り、このフンテラールはアウェイであっても「固め撃ち」が出来るんです。こんな「離れワザ」が出来るのも「良質なクロスを供給するサイドプレイヤー」+「フンテラール自身の決定力」抜きには考えられないワケで。
そんなフンテラールをオランダ国内の強豪クラブが放っておくはずも無く、すでにアヤックス、フェイエノールト、そしてAZアルクマール(最初はヘルタ・ベルリンのドイツユース代表FWナンド・ラファエル(アンゴラ出身)狙いだったのでは?)までもがこぞって獲得に「名乗り」を挙げている状況。おそらく水面下ではもうスタートを切って”激戦中”?この冬は「フンテラール大争奪戦」で・・・国内の移籍市場もアツくなる予感です。
そんな中、フンテラール自身もヘーレンフェーンから直接「ジャンプアップ」するよりも、上述の強豪クラブのいずれかを”ジャンプ台”にして海外に飛び立つんでしょうね。特に来年にW杯イヤーを控えておりますし、ファン・バステン代表監督の目が届かない海外のクラブに移籍するのはフンテラール自身にとってもマイナスなはず。少なくとも今冬は、まだ海外に挑戦する「タイミング」ではありません。「待ち」ですよ〜!だって、W杯イヤーを控えたシーズンの移籍市場なんて・・・たいてい海外の有名選手が「W杯出場」のアピールのために国内クラブに”里帰り”なんてケースも少なくないんですから(笑)
どこに移籍するんでしょうね?フンテラールの移籍先は・・・最終的には彼がどこのクラブに”魅力”を感じているかが「肝」だと思いますが。現在のチームの攻撃力で推し量ると、アヤックスはAZやフェイエに分がよろしくありません。でもAZもフェイエもFWは「飽和状態」でしょう。アヤックスなら「即レギュラー」確約OKかも!?ただし、
在籍が1年以上、アヤックス移籍後のフンテラールについては【#34】「とんかつに卵」の記事で書いてます
ゆくゆくは、いずれは海外に飛び立つであろうこの「未完の大器」・・・いや、「未知なる大器」のフンテラール。彼は将来どんなクラブでどんな称賛を浴びるのでしょうか?想像するだけで、なんだかワクワクしますね〜!とりあえず、彼から発する”オーラ”を・・・かの有名な江○さんに見て頂きましょうか?(笑)
「フンテラールさんねぇ、周りに”青とエンジ”のユニフォームを着た人たちが見えますよ。あと”すり鉢”のような大きなスタジアムで・・・10万人を超える大観衆も居ますねぇ。それから・・・今度は”青い”ユニフォームがたくさん居ますねぇ。おや、石油で富を得た方がバックに居るようで?」
おお、この「霊視」によると・・・彼の将来はバルセロナ?それともチェルシーでのセンターフォワードかな!?フンテラールがロナウジーニョ(正式発表を前に今年のバロンドールが”内定”!?詳細はmarcaニュースを参照して下さい。それにしてもジェラード&ランパード(次点)のどっちかだと思ったんだけど・・・残念です。ホントになぁ(爆))やメッシを従えて・・・また、ロッベンやJ.コール、ショーン・ライト=フィリップスを従えて・・・、カンプ・ノウやスタンフォード・ブリッジのピッチに降り立つのでしょうか!?悪くないじゃないですか!(爆)
こんな”戯言”も今では「笑い話」でしょうけど、フンテラールは将来、欧州を代表する彼らのような有名選手と同じピッチに立っても「違和感」を感じない日がきっと「来る」と信じて。しかも、そこでも臆する事無くゴールを決める、彼の「マルチゴール男」ぶりも見られるはず。ケガなんて「切ない」結末は無しの方向で。だから今回の”オチ”が”オチ”じゃ無く本当に「実現」しちゃったら・・・それはそれで「シャレ」になんないし謝りますね(笑)
その後、フンテラールは本当にレアル・マドリードに移籍決定致しました。なので謝ります。ごめんなさい(笑)
テーマ:FIFAワールドカップ - ジャンル:スポーツ