「小さなチェルシーvs小さなバルサ」
そういう世の中でございますが、個人的に今回のCLベスト16で最大の注目カードは(この「チェルシーvsバルセロナ」ももちろん注目しますけど・・・「アヤックスvsインテル」と同時刻なんだよなぁ(爆))別にありまして。「PSV vs オリンピック・リヨネ(OL)」はこちらも昨シーズンに引き続いての”因縁”のカードで、かつ「オランダ王者vsフランス王者」という、まさしく「チャンピオンズ・リーグ(CL)」の名に”ふさわしい”カードです。また上述のように「小さなチェルシーvs小さなバルサ」と目されるほど”異なる”フットボール・スタイルの激突という意味でも興味深いカードです。幸いにも、今節は「PSV-OL」は火曜日、そして「チェルシーvsバルセロナ」は水曜日に開催・・・とこの2試合は別日に行われて、”ハシゴ”で観戦可能でファンには”有り難い”ですね(笑)
「コートジボアール」: 博多華丸さん、「児玉清さん」ネタでR-1グランプリ優勝!最近気になるCMは竹内力さんもウットリな「旨チョコミルクいちご」(AKAGI)のCMとナイナイ岡村さんがブレイクダンスで踊りまくる「NUDA」(KIRIN)のCMなんですが、その岡村さん風に「バビった」のは・・・博多華丸さんのR-1グランプリ優勝!年末の「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」優勝(2連覇)で賞金100万円ゲットに続き、ココでも賞金500万円を獲得!伝家の宝刀「児玉清さん」ネタで今年度の”日本一のピン芸人”に輝いたようです。「アイウエオ作文」は年末にも見てたので、てっきり「カキクケコ」も「米騒動」でオトすのかな・・・と思いきや、出だしの「カ」で「亀梨和也」と(年末に1度テレビでネタを見せたからか?)”アレンジ”してまず「おおっ!」と驚きました。それで行き着くオチの「コ」で華丸さんが繰り出した「意外な言葉」が・・・
「コートジボアール!」
この「コ」で”世界の国名に食いつく?児玉さん”を表現されていたのですが・・・まさか華丸さん(児玉さん)の口から「コートジボアール」の国名が出てくるとは・・・まさか華丸さんもアフリカ・ネーションズ・カップにハマっておられたとか?想定してなかった言葉だっただけに、これに一番「バビった」りして。おそらく日本で唯一であろう「児玉さん研究」・・・ぜひ今後も研究続行を!優勝発表後に審査委員長・伊東四朗さんは「(華丸さんのネタは)広い世代に一番分かりやすかった」と総評を述べられておりましたが、自分はむしろ「逆」だと思います。太平サブローさん評の「マニアックなモノマネをピンポイントに突く」・・・華丸さんを介して”マイナー”が”メジャー”を凌駕する瞬間を見る事が出来た、そんな気すらしました。でも、出場者の並びを見ると・・・若手の方に混じって1人際立つ華丸さんのにじみ出す「貫禄」はさすが”ベテラン”でした。フットボール的に言えば、ワールドユースやオリンピックで「超オーバーエイジ」で出場した選手のような。若干”浮いてた”感も・・・あべこうじさんも相手が悪かったとしか言えないかも。浅越ゴエさんを含め、今年度の上位3人の方はすべて「噛まない」流暢な”しゃべり”で見事な芸を披露されたと思います。華丸さん、R-1優勝おめでとうございます!
「メタモルフォーゼ」: PSV移籍で”変貌”を遂げたコクーの真相「Number」最新号となる647号(2/16発売)「UEFA CHAMPIONS LEAGUE SURVIVORS 生存の条件。」内に「◆密着ドキュメント◆フィリップ・コクー「まだ未来の話はしたくない」(文:木崎伸也さん)という記事が掲載されております。元々は今週号にあるエトー(バルセロナ)やジョー・コール(チェルシー)の記事を読もうと手に取ったのですが、コクーの(インタビュー含む)記事が見開き2ページで「堂々掲載」なのに釘付け。コクーの貴重な「金言」も多数であり、PSVサポの方はもちろん・・・オランダ代表ファンの方にも”必見”の記事かと。そんなワケで本記事で本ブログの「35」記事目、丁度コクーの現年齢と同じ・・・書くには絶好のタイミングかな?と。杉山さんも↓の記事でこの「PSV-OL」というカードへの注目を”喚起”されておりまして。
必見、PSV対リヨンNumber Web 2006年1月16日 by 杉山茂樹さん
フィリップ・コクー・・・現在のオランダ代表のキャプテンも務める選手ですが、これまでウチのHPではこのブログの前身「Oranje徒然草」の【第61段】「諸行無常・伝説の2日間」、【第62段】「もしもEUROが2005年だったら」、【第106段】「巣立ち」の記事にて、そしてこのブログにおいても【#12】「JOKER」の記事にて・・・コクー(PSV)について書きました。しかし、彼についてはいくら書いても「褒め足りない」!!その事に改めて気付かされたのが(【#20】「AZのことも書いて」、【#28】「トリックスター」の記事に次いで「Number」ネタになりますが)この記事でした。この時期にコクーをクローズアップされるのも実に”たまらない”モノですが(爆)
「メタモルフォーゼ(変態)」
(これまでは地味な印象が拭えなかったのにも関わらず)昨シーズンのコクーのPSVでのプレーが”突如”として「光」を放った事を、オランダのマスコミはこの「メタモルフォーゼ」という言葉で表現しました。そして今回のインタビューは「なぜこの”メタモルフォーゼ”が起こったのか?」という内容で書かれてます。その中でコクーの、いかにもコクーらしい珠玉の言葉が聴けます。PSVやオランダ代表の事を知らない方々には誤解を招くかもしれませんけど・・・決してこのコクーという選手の行動が「変態」というワケではありませんので(笑)
バルセロナ在籍時代に”常勝を課せられた「巨大なプレッシャー」で悩まされたこと、あらゆるポジションをこなす中でコクー自身が一番好きなポジションは「左MF」であること、昨シーズンのCLセミファイナル2nd Leg・ACミラン戦(H)での後半ロスタイムに決めた「感動的なゴール」のこと、オランダ代表でもCLでもチームはセミファイナル止まり・・・”ミスター・セミファイナル”と呼ばれる過去の経歴に関する「トラウマ」のこと、コクー自身が試合の責任を負い、後輩となるアフェライやアイサティにのびのびとプレーさせる「ベテランの役割(重要性)」について、「リーダー」について、そしてコクー自身の「将来」について・・・この2ページでコクーという選手の”人間性”すらにじみ出ているような、オランダファンにとっては「ナミダ物」の記事とも感じます。なぜコクーを「褒め足りない」のかは、改めて今回の「Number」(雑誌)の記事を読んで頂ければ・・・と思います。でもオランダ代表ファンの方やバルササポの方、そしてPSVサポの方(間接的にアヤクシートやフェイエノールダーも?(苦笑))の中にはすでに、このコクーという選手の「偉大さ」をご存知の方も居るとかと察します。
「自分の経験を伝えるのが、こんなに楽しいことだとは」
前の記事【#34】「とんかつに卵」の記事(コメント)で「”たまご”や”小麦粉”になる素材」について私見を書きましたが、後にこのコクーのインタビューを拝見すると、「さすがはコクー!」・・・そのコトをいち早くPSVで実践されてたというのが分かり”脱帽”です。さながらで手間ひまかけて次の”たまご”や”小麦粉”を育てる・・・コクーは自らプレイヤーであるのと同時に「有機栽培」農家の方のような役割も果たしているのでは?アフェレイやアイサティという、自分が丹精込めて育てた”素材”の活躍に”何物にも代えがたい喜び”を感じるコクー。「アヤックスが駄目になったのは、ベテランがいないからだ」と手厳しい言葉には「グウの音」も出ません(汗) PSVのヒディング監督、オランダ代表のファン・バステン代表監督のみならず、彼に絶対的なリーダーの役割を求める「コクー信者」も数知れず!それに当のコクーは「自分がリーダーだ!」と大声を張り上げるでも無く周りの若手を背中で引っ張り続ける・・・寡黙ながらも自らの信念を貫き通す貴重な存在です。日曜の朝に「しゃーねぇ」親分さんや「よしんば」親父さんが「喝!」では無く「天晴!」を与えるまでも無く・・・ファンはもはや彼がオランダ人で、かつオランダ代表である事に対して「ありがとう!」と神に感謝するより他に無いでしょう。
「アヤックスの”コクー”」: 新たな目標に意気込むスタム?今冬に決まったスタム(現ACミラン所属)の来シーズンからのアヤックス移籍。彼がオランダ国内に復帰するのは理解できますが、なぜ古巣のPSVじゃなくてアヤックスなのか・・・決定当初はその理由がまるで”不可解”でした。しかし、今回のコクーの記事を読んで・・・その記事内にある↓の(コクーの親友でもある)スタムの言葉も読んで・・・「アヤックス移籍の真意」が分かった気がしまして。あくまで推測の域を出ませんが、一言で言えば「嫉妬」・・・オランダクラブ躍進の「立役者」コクーに対する”ジェラシー”なのでは?と推理しました。
今までコクーは。オランダでは他のスターに隠れて目立つことはなかった。
でも、この霊感に取り付かれたような輝きはなんだ!まるで別人になったみたいだ!
マンチェスター・U(プレミアリーグ)、ラツィオ(セリエA)、ACミラン(セリエA)でプレーした「自分の経験を伝えたい」・・・かつて(PSVの同僚であった)ファン・ニステルローイをプレミアに誘い、マンU移籍をクラブに進言(推薦)するなど「国内→海外」へオランダ人選手の「海外移籍」の”一翼”をも担ってきたこのスタムという選手の中に、時を経てさまざまなクラブを経て・・・「海外→国内」という全く逆の”ベクトル”の選手生活を選ばせた「心境の変化」を感じさせます。しかし古巣のPSVに移籍しても、すでにPSVの「絶対的なリーダー」として君臨するコクーが居るために自分(スタム)の役割は少ないかもしれない。しかし、(コクー曰く)「ベテランがいない」アヤックスなら自分(スタム)の役割は十二分に果たせるはず!つまりスタムは、前の記事で言う”たまご”や”小麦粉”という「素材」を育てる「アヤックスの”コクー”」を目指しているのではないか・・・と。そう思うと実に心強い補強だと認識出来ます。ただ、あくまで「そうであって欲しいなぁ・・・」という「考察」ですけど(笑)
「不思議な瞳」: ロマンを追求し続ける選手・コクー今回の記事を書いた木崎さんが「不思議な緑色をしていた」と表現したコクーの瞳・・・彼を見るたびに自分も思っていたんですが、確かにコクーはあの「瞳」が印象的なんですよね。時に悲しく、時に何物よりも心強く見えるあのホリの深い「瞳」・・・前に自分はこのコクーの事をフジのドラマ「救命病棟24時」第2シリーズの小田切医局長(渡辺いっけいさん)と評してしまった事もありましたが、その”芯の強さ”は現在もヒシヒシと感じ続けてます。そんなコクーは、「あなたにとって、サッカーのロマンとは?」と訊かれて、その「不思議な瞳」でみつめながら笑いかけたそうです。今回の記事の結びにあるこの言葉は、実に”バイブル級”で含蓄深いです。
サッカーを楽しむことができ、まわりの選手を気づかう余裕がある。
まわりが騒がしくなく、練習と試合に集中できる。
そういうフットボールの原点のような世界を、私は愛しているんだ。
派手なフットボールスタイルに魅せられ、フラフラと「オランダ代表」に惹きつけられた経緯があるだけに・・・地味な選手には目もくれず、軽視する傾向があった自分であったのですが、最近はとかくランパードなりこのコクーなり、彼らの様なプレースタイルにいくら褒めても「褒め足りない」・・・畏敬の念を払ってしまいます。ファンがもし出来る事があるならば、それは・・・周りで「優勝だ!」なんやらと騒ぎ立てることなく集中できる環境を確保してもらい、試合では彼らの後ろ姿から発する”メッセージ”を感じ取っていく事なのかもしれません。
このコクーの記事は非常に貴重なモノでもあると思うし、今回も「Number」さんには感謝致します。ただ、CLベスト16の特集で各チームから1人ずつ選手へのインタビュー記事があったので、これはアヤックスからも・・・と思いましたがアヤックスから取り上げられている選手はゼロ。「アヤックスvsインテル」の記事を楽しみにしてたら、このカードはアドリアーノ(インテル)のインタビュー記事のみでガッカリでした。まあ今シーズンの成績からすれば割愛されるのも「やむを得ず」、強気で”反論”も出来ないのが痛いトコですけど(苦笑)
今回書いたコクーについてのNumberの記事「まだ未来の話はしたくない」に関しては、フィリップ・コクーを語るブログ「unsung hero」さまのブログ記事「日本で読むコクーインタビュー(4)」もぜひご参照下さい。
コクーに「ベテランが居ないから駄目になった」、さらに「Number」からも相手にされなくなったアヤックス・・・これを悔しさをバネにする「材料」に出来ないものか?かつてアヤックスにもライカールトやリトマネン・・・海外で経験を積み国内に復帰してCLでの快進撃に”還元”してくれて、”素材”を育ててくれた選手も居ましたし。また総じて「ベテランが居ないから」とも言えず、逆に「ベテランが居ないから」・・・かつてのディナモ・キエフや”ミラクルリーズ”のように、”怖いモノ知らず”でトーナメントを勝ち上がるチームも居ると思います。要は、アヤックスとPSVが”刺激”し合って今シーズンのCLを勝ち上がり、「オランダリーグ・CL出場枠「3」枠」を勝ち取り・・・ゆくゆくはAZやフェイエノールトもCLの舞台で活躍出来るように奮闘して欲しいんですけどねぇ。その行く末にまたまた”褒め足りず”、後の記事で再三再四「コクーの記事」を書き続けるとも思ひます(笑)
「我が家」PSVを退団しても、このクラブを離れてまでも”現役の灯”消さず!シーズン開幕直前を迎えフットボーラーの血燃ゆ!フィリップ・コクーはアル・ジャジーラ(UAE)で(07-08シーズンも)「現役続行」です!
